趣旨と目的

コンセプトムービー

趣旨と目的

「自立歩行※」へのこだわり

病気・事故・加齢等様々な原因によって日常生活において支援を必要とする人は多く、世界的に増加傾向にあります。介助する側もされる側も、精神的・肉体的・経済的に多くの負担が伴います。一方で、福祉分野のロボット開発は市場規模の観点から投資がされにくい分野でもあります。
公共インフラの整備やバリアフリー化も進んでおり、車いすを使いこなすことで日常生活を支障なく送ることができる世の中になってきましたが、整備されていない場所においては活動の制限を伴うのが実情です。 例えば、友人宅を訪問した際、一般的な住居には玄関や廊下に段差があったり、車いすを使用するスペースが確保できなかったりする場合もあります。そんな時、バリアフリーを気にせずに室内外で使えるロボットがあれば、障害があっても、より生活を楽しむことができるのではないかと考えます。
下肢麻痺等の障害があり車いすの生活をしている方が、介護者の支援なしに残存機能を活かして「自立歩行」を実現する革新的なツールが世の中で広く使われることを目的として、世界各国の研究者や開発者の支援を行うための生活支援ロボットコンテストを実施します。
1)実環境に近い会場で実施することにより、実用化までの期間短縮
2)参加チーム同士のコミュニティ形成、アイデアや技術情報の共有促進や切磋琢磨

※本コンテストでは、下肢麻痺等の障害があり、車いすの生活をされている方が他者の支援なしに、また車いすを使わずに自分の足を動かして歩行できることを自立歩行とします。